自宅廊下を歩いていて、足がふらついて転倒して手をつき損傷して、来院されました。腕全体の腫れと変形がひどく、また強い痛みを訴えられました。痛みにより自分で腕を動かせず、またこちらで確認した際は痛めた部分でブランブランと骨が移動する感触がありました(異常可動性)。そこで提携医院でレントゲン検査を依頼したところ、上腕骨骨幹部(螺旋状)骨折の診断を受けた次第です。
徒手整復と金属副子にて固定を行い、再度レントゲン検査をお願いし、整復成功を確認しました。以後、当院にて後療法を行い、7週目、経過良好により固定をファンクショナル・ブレーシング装具に変え、肩関節の運動療法を行っていきました。17週目、症状が消失、日常生活に支障がなくなり、またレントゲン像で骨癒合を確認し、完治としました。
公園の遊具で遊んでいて、転んだ時に手をつき損傷して、来院されました。最初、お連れした母親は単なる肘の脱臼(肘内障)かと思っていたようですが、診させて頂くと、骨折様症状を呈しており、すぐに提携医院へX線検査を依頼したところ、肘外側部骨折(上腕骨外顆骨折)との診断を受けた次第です。整復の必要はないと判断し、肘関節直角位で金属副子にて固定し、翌日より後療法を行いました。60日で痛みがなくなり、肘の完全屈伸運動も可能となり、完治としました。