当院では、いわゆる「肩こり」症状に対しては、天柱(てんちゅう)、風池(ふうち)、肩井(けんせい)、風門(ふうもん)、膏肓(こうこう)と、主に5つのツボを重視しています。
最後となる今回は「膏肓」というツボの紹介です。
位置は第4,5胸椎棘突起の間で、背骨から指の幅4本分外側に位置し、筋肉としては、表層から僧帽筋・大菱形筋・脊柱起立筋の一部(腸肋筋)が重なる部位にあります。
東洋医学では『病は膏肓に入る』といい、この部分の病は鍼や薬の効き目が出にくい場所とされてきました
膏肓の膏は「油」「肥える」、肓は胸部と腹部の間にある薄い膜のこと。
つまり、横隔膜の上で、肺、心臓、胸膜の病気のことをです
疲れや動悸、息切れなど呼吸器系に関わる症状の他、神経痛、消化不良、胃酸過多などに効果があります。
単純に「肩こり」と言っても、さまざまな原因や病態が考えられ、施術が必要な場合も多いです。
もし施術についてのお問い合わせは 0766-72-4111 までおかけくださいませ。
タカサキ指圧鍼灸治療院 (本町高崎接骨院内)