当院は市内屈指の老舗院であり、「接骨院への骨折患者離れ」が多くなった今でも多数の骨折患者様が来院されます。
脱臼や転位を有する骨折に対しては、関節の位置関係、骨の転位を元に戻すべく「整復」という初回処置を行います。関節や骨の形を元通りにした後は、しっかりと包帯固定し、上肢であれば三角巾で吊り、下肢であれば歩行困難な場合、松葉杖をお貸し致します。
またスポーツによるケガをされた学生方には通常治療の他、登校前、休日の試合前後のテーピング処置や包帯交換などのケアもしっかり致しております。
日本で腰痛の人は約3000万人いると推計され、日本人の約8割が生涯のうちに一度は腰痛を経験すると言われています。
さて「接骨院で行う治療」と言えば、体の痛い場所に低周波を当て、電気治療を行ったり、ホットパックで温めたりする、或いは患者様が痛みを訴えられる部位を揉みほぐす、所謂マッサージを思い浮かべるかもしれません。しかし上記の方法では、なかなか痛み症状は改善されないのが現状です。
当院では特に腰痛の場合、原因となる筋肉を包む膜(筋膜)に対する手技療法を主体とした治療を行っています。その手法は柔道整復師資格以外に、指圧・マッサージ師の資格を有する院長・高崎が、長年の研究により鎮痛に最適な独自の治療点を見つけ、従来のやり方に改良を加えた独自の治療法です。
痛みを訴えられる部位の関節の動きが悪い場合は、関節の屈伸運動を行ったり、関節周囲の筋肉をストレッチして、筋肉を覆う筋膜を伸ばし、関節の動きを改善します。
術者である我々の補助によって行いますが、決して無理な動きをせずに、あくまでも患者様の気持ちの良い範囲で動かします
ハリ療法の第一の効果は鎮痛です。ハリを筋肉内に刺入し、神経に直接刺激することで、痛みをブロックさせる、緊張している筋肉を緩める、発痛物質を除去する作用があります。
よく患者様から「ハリは痛いですか?」と質問されますが、殆どの場合は「痛くありません」。何故なら、ハリは細いからです。ハリの太さは0.2~0.3ミリで髪の毛とほぼ変わりません(*注射針は約1ミリぐらい)。
多くの人は治療点の奥に存在する硬結部(所謂ツボ)にハリが届くと、指圧で感じる以上の響きを感じます。これこそが「ツボにはまった」ということであり、上記作用により鎮痛効果が得られるのです。また、当院では、刺入したハリに電気療法を併用することで、直接筋肉自体をほぐし、鎮痛効果を高めております。
稀に痛点(神経の軸索という部分)に当たると、少し痛みを感じることはあります。そういう時はすぐに申してください。すぐにハリを抜き、刺す場所を数ミリ変えます。またごく稀なケースとして、抜いた際にほんの少々出血することがありますが、出血は5秒以内に止まりますのでご安心ください。小さい皮下出血ができても2日ですっかり消えますので、大丈夫です。
*ハリ治療は鍼灸師の資格を有する院長・高崎のみの治療となります。
「ヘルストロン」とは日本で初めて厚生省(現厚生労働省)に医療機器として承認された電位治療器です。空気のように電界がやさしく体を包み込む方式なので患者様に負担がなく、病気やケガに強い体作りができます。現在公表されている効果・効能は「頭痛・肩こり・慢性便秘・不眠症」といった症状の緩解ですが、免疫力向上・体質改善にも役立ちます。当院の機器は、即効性がある「治療用」に設定してありますので、通電時間は7~10分で充分効果があります。